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車検証がない、記載の住所・氏名が違う車の廃車方法|うっかり免停や罰金に注意 2019.05.24


廃車にしようとしたら車検証がない、または車検証に記載の住所と現住所が違って困っていませんか?


車検証がない、車検が切れている車を間違った順序や手続きで廃車にしてしまうと、法律違反を犯してしまう可能性があります。


その罰則は最悪のケースで、違反点数12点や90日間の免停、1年6カ月以下の懲役または80万円以下の罰金など…


知らなかったでは済まされない廃車の正しい手順、方法をまとめました。


1.車検証がない車を廃車にする方法


車検証は車の身分証明書とも言える非常に大切な書類です。紛失すると、売買、譲渡、廃車などすべての手続きが行えません。では車検証がない車の廃車はどのような手続きをとれば良いのでしょうか?


なお、軽自動車は車検証を無くしても、登録番号や車体番号、名前、住所等がわかれば廃車ができます。以下では普通自動車で車検証をなくしたケースに解説しています。


車検証紛失後に廃車にする方法は以下の2つのいずれかになります。

 

  1. 車検証を再発行して廃車にする
  2. 登録事項等証明書(現在登録等証明書)を発行して廃車にする

具体的な手続きの違いを見ていきましょう。


1-1.車検証を再発行して廃車にする

以下に一般的な車検証の再発行に関する情報を掲載します。ただし地域によって違いがあるので、事前に管轄の運輸支局等に問い合わせることをおすすめします。


運輸支局等の業務時間は以下の通りです。


登録窓口の受付時間(土日祝及び12月29日~1月3日を除く)
午前8:45~11:45、午後1:00~4:00
運輸支局の業務時間
午前9:00~12:00、午後1:00~4:00

費用:

  • 再交付申請手数料300円(運輸支局で支払います)

車検証再発行に必要な書類:

  • 申請者の身分証明証(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)
  • 申請書(第3号様式)(運輸支局等で入手可能)
  • 手数料納付書(運輸支局等で入手可能)

車検証再発行の手順:

 

(1)運輸支局等で申請書(第3号様式)と手数料納付書を手に入れて、必要事項を記入

この時、「自動車の登録番号(ナンバープレートの番号)」と「車台番号の下7桁」が必要なので、メモをしてから行きましょう。

車台番号は、国産車の場合、エンジンルームの奥や運転席シートの下、右後ろのタイヤカバーなどに打刻されているケースが多いです。


(2)再交付申請手数料を支払う

印紙販売窓口で「車検証再発行のための手数料を支払いたい」旨を伝えれば、該当の印紙を購入できます。購入した印紙は手数料納付書に貼り付けます。


(3)書類を提出し、車検証の交付を受ける

書類一式を提出し、車検証が発行されるのを待ちます。繁忙期は1時間程度かかることもあるので、時間に余裕を持ちましょう。


車検証の再発行を受けたら、廃車を行います。廃車手続きの具体的な方法は以下の記事をお読みください。

>>知らないと余計な出費も!?難しい廃車手続きをシンプルに解説|手間と費用を削減する方法

 

1-2.登録事項等証明書(現在登録等証明書)を発行して廃車にする

登録事項等証明書とは、自動車検査証に記載されている内容を確認できる書類です。「現在証明」と「詳細証明」の2種類がありますが、車検証をなくした車の廃車に必要なのは「現在証明」です。


近くの運輸支局もしくは自動車検査登録事務所に行って手続きを行いましょう。 地域によって手続きの方法や必要書類が違うケースもあるので、事前に運輸支局等に問い合わせることをおすすめします。


費用:

  • 手数料印紙(検査登録印紙)代300円(運輸支局で支払います)

登録事項等証明書(現在登録等証明書)発行に必要な書類:

  • 申請者の身分証明証(運転免許証、健康保険証、住民基本台帳カードなど)
  • 申請(請求)書(第3号様式)(運輸支局等で入手可能)
  • 手数料印紙(運輸支局等で購入可能)

登録事項等証明書(現在登録等証明書)発行の手順:

(1)運輸支局等で申請(請求)書(第3号様式)を手に入れて、必要事項を記入

この時、「自動車の登録番号(ナンバープレートの番号)」と「車台番号の下7桁」が必要です。


(2)手数料印紙を購入する

印紙販売窓口で購入できます。


(3)書類を提出し、登録事項等証明書(現在登録等証明書)を発行してもらう

書類一式を提出し、登録事項等証明書(現在登録等証明書)を発行してもらいます。月末や年度代わりのタイミングは非常に混雑するので、時間に余裕を持っておきましょう。


登録事項等証明書(現在登録等証明書)を受け取ったら、廃車を行います。廃車手続きの具体的な方法は以下の記事をお読みください。

>>知らないと余計な出費も!?難しい廃車手続きをシンプルに解説|手間と費用を削減する方法

 

1-3.車検証がない車を廃車にする際の注意点


車検証の再発行、 登録事項等証明書(現在登録等証明書)いずれの手続きで廃車にするにしても、運輸支局等に出向かなければなりません。


そしてこの時うっかりしてしまいがちなのが、“車検証のない車を運転して行ってしまう”ことです。


これは法律違反であり、最高で50万円の罰金が課される可能性があります。さらに車検切れ、自賠責保険切れなども同時にあった場合、最大で以下のような罰則が課されるので気をつけてください。


  • 違反点数12点
  • 90日間の免許停止
  • 1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金

こうしたリスクや面倒な手続きを最小限にするには、廃車ができる業者に頼んでしまうことです。委任状など必要書類は増えますが、わかりやすく説明してくれますし、何より平日の昼間に時間をとって運輸支局等に行く手間が省けます。車検証がなくて動かせない車も、レッカーで運んでくれるので安心です。


手続き費用についても廃車でも買い取ってくれるような業者に依頼すれば、費用が相殺され、お釣りが返ってくる可能性もあるので、問い合わせてみる価値はあります。


2.車検証の住所や名前が現状と違う車を廃車にする方法

引越しや結婚などで、車検証に記載された住所や名前と、実際の情報が違う場合、そのまま廃車にすることができません。


2-1.車検証の住所が違う車を廃車にする方法

引越しで車検証に記載に住所と現住所が違う場合、住民票を取る必要があります。ただし住民票に記載されているのは一つ前の住所地までなので、2回以上引越しをしている場合は、「戸籍の附票」という書類が必要です。


戸籍の附票は本籍地の役所でしか取れません。遠方に住んでいる場合は、早めに本籍地の役所に問い合わせ、郵送等で対応できないか聞いておきましょう。なお戸籍の附票を取得するには300円と、郵送にかかる実費が必要です。


2-2.車検証の名前が違う車を廃車にする方法

結婚などにより名前が変わった場合、氏名を変更したことを証明できる「戸籍謄本」を取得しなければなりません。


戸籍謄本は本籍地の役所で取得できるので、遠方に住んでいる場合は郵送などで取り寄せます。戸籍謄本の取得にかかる費用は450円と取り寄せの場合は郵送料です。


なお、車の所有者の名前が変わったのではなく、別の人が廃車にする場合は、委任状が必要になります。


廃車することが決まっているのであれば、車買取業者に依頼するのが手間が省けます。各種必要書類を教えてくれたり、車の引き取りや運輸支局等での手続きも代行してくれるので、面倒な手続きを避けたい場合は一度、問い合わせてみるのもおすすめです。


3.車検切れの車を廃車にする方法


車検切れの車を廃車にすることは可能ですが、費用と手続きの手間がかかります。車検切れの車特有の問題とその解決方法を案内します。


3-1.車検切れの車を廃車にする際の問題点

車検切れの車を廃車にする際に問題になるのが以下の2点です。


  1. 公道を走って移動させることができない
  2. 保留になっている自動車税を納めなければならない可能性がある

車検切れの車を公道で走らせると法律違反となり、違反点数6点や30日間の免許停止、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金という罰則が課されます。


どんなに解体業者が近くても運転して行ってはいけません。つまり解体のためにレッカー移動することになりますが、1万円は予算を立てておく必要があるでしょう。


また車検切れとなった車は、自動車税が一旦保留されているケースもあります。保留中に廃車にしても、納税しなくて良い訳ではありません。必ず、自動車税事務所に確認してください。


3-2.車検切れの車を廃車にする方法

車検切れの車を廃車にするには、2つの方法があります。


(1)自分で廃車にする

自分で廃車する際はまず、役所や運輸支局等に行って仮ナンバー(自動車臨時運行許可)をもらいます。費用は地域によりますが、1台あたり750円くらいです。仮ナンバーの発行に必要なものは以下の通りです。


  • 車台番号を確認できる書類(原本)
  • 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)
  • 認印(朱肉を使うもの)
  • 本人確認書類(原本)

仮ナンバーは有効期限が5日しかないので、予定をしっかり立てて、期間内に確実に廃車にできるようにしましょう。


(2)中古車買取業者に依頼する

役所や運輸支局等での手続きは平日の昼間しかできません。仮ナンバーを発行せずに解体業者に依頼する場合でも、レッカー代がかかってしまいます。


そこで手間と費用をもっとも抑えられるのが中古車買取業者に依頼することです。しかも単なる中古車買取業者ではなく、車検切れの車でも買い取ってくれる業者を活用しましょう。


車検切れの車でも買い取ってくれる業者は、パーツを再利用するノウハウを持っているので、解体業者よりも安価で引き取ってくれる可能性が高いです。


場合によっては値段をつけてくれることもあるので、本来なら数万円かかるはずだった廃車で臨時収入を得られるかもしれません。

 

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