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タイヤのバーストとは?発生原因から対処法までを解説 2020.05.28

車の走行中に起きるバーストは、事故の原因にもなる危険な現象です。突発的に起きるため、対処法が分からなければ、二次災害を引き起こす場合もあります。この記事では、タイヤのバースト現象を解説したうえで、発生する原因や起きた場合の対処法、予防方法について解説します。






■タイヤのバーストとは

バーストを説明したうえで、パンクとの違いや前兆について解説します。

 

バーストはどんな現象

タイヤのバーストとは、走行中に突然タイヤが破裂する現象です。発生した場合、車両のコントロールが効かなくなり、状況次第では、周囲を巻き込む大事故につながる場合もあります。

 

また、タイヤがバーストした際は、周辺のパーツにも傷などの損害を与える可能性があり、修理費用が高額になることも少なくありません。

 

パンクとは全く違う

パンクと混同されがちではあるものの全く別の現象です。タイヤのパンクは空気が徐々に抜けていくため、気づかずに走り続けてしまう方もいます。

しかし、バーストは突然破裂して走行不能に陥ります。そのため、一時的にハンドル操作が効かなくなり、重大な事故を引き起こす原因になる現象です。

 

タイヤが損傷を受けるという点は共通しているもののパンクとバーストは、全く違う現象であることは覚えておきましょう。

 

バーストの前兆とは

突発的に起きるタイヤのバーストが起きる直前には、特徴的な前兆があります。いつもと同じように走行しているのに、車体が小刻みに振動し、その振動が大きな振動に変化した後に、ゴムの焼けたような臭いが車内に漂う場合もあります。

 

この現象は、タイヤの空気圧が低い場合に起こるため、この状態で走行するのは危険です。また、タイヤが経年劣化している場合は、前兆をほとんど感じることなく発生するので、劣化が進んでいる場合はタイヤを早めに交換しましょう。

 

 

■タイヤのバーストの原因 

 

 

 

タイヤがバーストする原因を解説していきます。

 

タイヤの劣化

タイヤに使用されているゴムが経年劣化などで硬化すると表面にひび割れが生じてもろくなります。これがタイヤの内部まで進行していくことがバーストの原因の一つです。

また、タイヤのひび割れは、紫外線や熱、タイヤワックスなどの薬品が原因で起こることがあり、保管方法が悪くてもタイヤの劣化を招くため、注意が必要です。

 

過積載

過積載の状態では負荷がかかるためタイヤが変形し、通常よりも負荷がかかった状態で長時間の走行を行うことにより、バーストが起こる可能性が高まります。

 

過積載というと、トラックやバスをイメージしがちですが、帰省時や旅行などを行う際には、普通車でも乗車人数の増加、荷物を多く積み込むことになるので注意しましょう。

 

空気圧の低下

空気圧が低い状態で、高速で長時間の走行を行った場合、スタンディングウェーブ現象が発生します。この現象が起きるとタイヤの表面が波上に変形し、それにより車体が始めは小刻みに振動して、大きな振動に変化していくのが特徴です。

 

ゴムの焼ける臭いがすることがあり、それにより気づく場合もあります。この現象により、タイヤが熱を持ち始め、タイヤ内部で形状を保持するための補強材が損傷することにより、バーストが発生します。

 

また、空気圧が高すぎる場合にも注意が必要です。気温が高くなる夏場などは空気が膨張し、高速走行を行うとタイヤと路面との間で摩擦熱が発生します。

 

空気の膨張や摩擦熱が内部に伝わることで、タイヤの空気圧がより高くなり、空気圧が過剰になるため、バーストの原因となることがあります。

 

タイヤの空気圧は低すぎても高すぎてもバーストの原因となるため、空気圧は適正値を保つことが重要です。

 


■タイヤバーストが発生した時の対処法 

タイヤのバーストは突発的に発生するため、対処法を知らない場合、二次被害が出る可能性が高まります。ここでは、バーストが発生した時の対処法について解説します。

 

無理に走行せず路肩に止める

タイヤがバーストした場合、「パンッ」という音がしてハンドルが取られますが、この時にハンドルを逆に切ったり、急ブレーキをかけるなどの操作を行うと完全にコントロールを失うため注意しましょう。

 

完全にコントロールを失うと二次被害の可能性が高まります。バーストが発生した場合は、基本的にハンドルはそのままの状態にし、ブレーキを踏んで少しずつ減速していきます。

 

道路の中にいると追突される可能性があるため、無理に走行せずに車を路肩に止めましょう。車を停車させる場合には、停止表示板を置くなどして安全確保にも努めてください。

 

バースト後は走行しない

バーストが起きた後は、自宅やガソリンスタンドなどが近くにある場合でも、そのまま走行するのは避けましょう。タイヤが破裂した状態であるため、思うように操作できず、スピードも出ないため走行は危険です。

 

また、無理に走行するとタイヤの損傷だけでなく、ホイールの損傷や変形を引き起こしホイールの交換が必要になることがあります。

 

バーストしたタイヤは、パンクとは違い修理できないため、スペアタイヤへ交換しましょう。スペアタイヤがない場合や交換できない場合はロードサービスへ連絡しましょう。

 

■タイヤのバーストの予防方法 

 

 

タイヤのバーストは点検やメンテナンスで原因の多くを排除することができます。ここでは、タイヤのバーストの予防方法について解説します。

 

バーストの主な原因は、タイヤの空気圧やタイヤの状態です。タイヤの空気圧に関しては、車種によって空気圧が決められており、多くの場合は運転席のドアの開口部に純正タイヤの空気圧が記されています。そのため、適正値を保てるように一カ月に一度は空気圧のチェックを行いましょう。

 

状態を目視で確認する時には、タイヤ表面に傷やひび割れ、スリップサインが出ていないかなど劣化や損傷の確認をしっかりと行いましょう。確認した際に、交換が必要と判断した場合は先延ばしにせずに早急にタイヤを交換することでバーストのリスクが下がります。

 

バーストはこうした、点検やメンテナンスで発生を予防することが可能です。バーストが起きると死亡事故につながることがあるため、そういったリスクを回避するためにも、定期な点検を行いバーストが起こらないようにしましょう。

 


 
 
 
 

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