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車のオーバーヒートとは?症状や原因、対処方法を知ろう 2020.05.28

 

車のオーバーヒートについて、あまり良く知らない方も少なくないでしょう。オーバーヒートは場合によっては、エンジンの載せ替えが必要になったり、車両火災などを引き起こす状態になるなど、車に大きなダメージを与えかねない現象です。今回は、オーバーヒートの症状や原因、発生した場合の対処方法や修理費用を解説します。

 

 

■車のオーバーヒートと症状 

ここではオーバーヒートの意味や症状について解説します。

 

オーバーヒートとは

車のオーバーヒートは、何らかの原因により、エンジン本体が正常値を超えて熱くなりすぎた状態です。通常時でも、エンジンは動力を作り出す過程で高温になるものの、車の冷却システムで温度が抑えられます。

 

しかし、メンテナンス不足や故障などが原因で、エンジンの熱量が冷却性能を超えた時にオーバーヒートは発生します。

 

オーバーヒートが発生すると、エンジンに支障をきたすだけでなく、車両火災やエンジンに深刻なダメージを与えることもあるため、注意が必要です。

 

オーバーヒートの症状は?

オーバーヒートの主な症状は以下の通りです。

 


水温計が異常を示す

オーバーヒート時は、冷却水の温度を示している水温計の異常が異常な状態になります。

水温計はメーターパネル内のタコメーター付近に設置されており、「H」や「C」などの文字で表示されています。水温計の針の位置は、CとHの中間あたりを示すのが通常です。

 

そのため、水温計の針が明らかにHに近づいている場合、水温が高く、オーバーヒートを起こしている可能性があります。

 

走行時の違和感

オーバーヒートが発生すると、エンジンの回転が安定しない、加速しにくいなどの異常が出ます。また、オーバーヒートの状態がひどければ、エンジンが停止したり、かからなくなることも珍しくありません。

 

エンジンからの異音や異臭

オーバーヒート時は、エンジンから「カンカン」といった打音のような高い音、ボンネットの付近から「キーキー」という高い音が聞こえることがあります。

 

こうした症状が起きるだけでなく、オイルが焼けるような臭いがした場合、深刻な状態であることを示しています。

 

 

■オーバーヒートの主な原因 

 

 

 

オーバーヒートの原因は複数あります。ここではオーバーヒートを引き起こす主な原因について解説します。

 

冷却水漏れ・不足

冷却水に不足や漏れがある場合、エンジンの冷却力が落ち、オーバーヒートの原因になるため注意が必要です。

 

また、ラジエーターや冷却用ファンなどの冷却システムに劣化や故障がある場合も正しく冷却が行われないため、オーバーヒートの原因となります。このような場合は、故障している箇所の処置が必要です。

 

ウォーターポンプの不具合

ウォーターポンプは、エンジンを冷やしている冷却水を循環するパーツであるため、このパーツに不具合があると冷却水の循環に不具合が生じ、エンジンが加熱されオーバーヒートを引き起こします。故障している場合は、すぐに修理を行いましょう。

 

エンジンオイルの不足・不具合

エンジンの排熱の役目を果たしているエンジンオイルが不足したり、劣化や漏れなどの不具合があると冷却力が低下します。

 

また、エンジンオイルは各部の金属部品を滑らかに動作させる役割があるため、オイルに問題があると部品の動作が悪くなり、その摩擦熱でオーバーヒートが起きる場合もあるため注意が必要です。

 

■オーバーヒートの対処方法 

 

 
オーバーヒートはドライバーにとって不測の事態です。しかし、対処方法を知っておくことで、冷静な判断ができます。ここでは、オーバーヒートが起きた際の対処方法を解説していきます。

 

安全な場所に車を止める

オーバーヒートが起きた後も車を走行した場合、車にダメージが蓄積されるだけでなく、突然エンジンが停止するなどのトラブルが発生することがあり、交通事故の原因にもなりかねません。

 

そのため、発生した場合は、周囲の安全を確認しつつ、十分な広さがある路肩や道路脇など他の車の走行を邪魔しない場所に車を止めましょう。

 

ボンネットを開けてエンジンを冷やす

オーバーヒートはエンジンが高温の状態になるため、ボンネットを開けてエンジンルームの風通しを良くし冷やすことが大切です。

 

ボンネットを開ける際に、エンジン部分から煙や水蒸気が出ている場合は、やけどをしないように慎重な作業が大切です。

 

ラジエーターなどを確認する

エンジンルームにあるラジエーターなどから液の吹き出しがないか、冷却水の残量はどうなっているのか、可能であれば確認します。オーバーヒートの原因が冷却水の不足であれば、補充するだけで解決する場合もあります。

 

確認する場合、停車直後だと冷却水の温度が高いため、ボンネットを開けてしばらく放置して温度が下がった後に確認しましょう。

 

症状がひどい場合などは専門業者を依頼する

オーバーヒートが発生しても症状が軽度であれば、エンジンを再始動することが可能です。

しかし、オーバーヒートは複数の要因によって引き起こされている場合もあり、誤った方法で対処するとエンジンにダメージを与えます。

 

そのため、症状がひどく対処できない、自分で対処できないと感じるのであれば、ロードサービスなどの専門業者に依頼しましょう。

 

 

■オーバーヒートの修理費用 

 

オーバーヒートの発生原因はさまざまであるため、修理が必要になる箇所も多岐にわたります。原因になる部分は主に以下の部分です。

 

・冷却水の交換・補充

・エンジンオイルの交換

・サーモスタットの交換

・ラジエーターの交換

・ウォーターポンプの交換

・エンジンの修理・載せ替え

 

冷却水やエンジンオイルの交換で済む場合は、数千円の費用で済むので経済的は負担は少なくて済みます。しかし、ラジエーターやウォーターポンプなどの部品交換には、数万円の費用がかかることがあるなど修理費用は高額です。

 

また、オーバーヒートでエンジンの載せ替えが必要になった場合には、修理費用で20万円以上かかることもあります。修理費用が高額になる場合は、車の買い替えなども検討しましょう。

 

 

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