カーシェアリングのメリット・デメリット！マイカーとの費用の違いも解説 | 廃車買取・中古車買取【キャンディ】

カーシェアリングのメリット・デメリット！マイカーとの費用の違いも解説 2020.09.02

カーシェアリングは、複数の会員間で自動車を共有して利用するサービスです。諸経費を安価に抑え、車を利用できるなどのメリットがあります。しかし、乗り捨てができないなどのデメリットも無視できません。そこで、今回はカーシェアリングのメリット・デメリットについて触れたうえで、マイカーとの費用の違いを見ていきましょう。

 

■カーシェアリングとは

カーシェアリングは、元々ヨーロッパで始まったサービスであり、複数の会員間で特定の自動車を共有するサービスです。自分で車を所有していない人でも気軽に車を利用できるように作られた仕組みとなります。

 

点在する駐車場（カーステーション）を利用して、貸し借りを行うのが基本的なスタイルです。日本におけるカーシェアリングは、サービスを提供している企業の会員になることで、企業が所有している車を好きな時に利用することができます。

 

そのため、買い物から旅行までさまざまな用途で利用することが可能です。カーステーションの数も増加傾向にあり、現在は全都道府県で展開されています。

 

■カーシェアリングのメリット

 

 

ここではカーシェアリングのメリットについて解説していきます。

 

車の維持費が抑えられる

カーシェアリングでは、車の利用料金のみしか必要ありません。それに対して、車を自分で所有する場合は、購入費や税金、車検代や自動車保険、燃料代など多くの費用が掛かります。そのため、カーシェアリングは車の維持費を抑えることが可能です。

 

目的に合わせて車種を変えられる

一般的なカーシェアリング事業者は、さまざまなタイプの車を用意しているため、利用者は自分の予定や目的などに合わせて車種を変えられるというメリットがあります。また、気分や好みに合わせても使い分けができるため、いろいろな車種に乗りたい車好きな方にもおすすめのサービスといえます。

 

出張先などでも利用できる

利用するカーシェアリング業者によっては、全国のカーステーションにある車を利用できる場合があります。こうした業者のサービスであれば、出張や旅行先などどこでもカーシェアサービスを利用することが可能です。

 

また、保険料や燃焼費は利用料金に含まれるため、レンタカーのようにガソリンを満タンの状態にして返却する必要はありません。返却時の手間も省けるため出張が多いなど忙しい方も利用しやすいというメリットがあります。

 

■カーシェアのデメリット

次に、カーシェアのデメリットについて解説していきます。

 

返却する時間を予約時に設定する必要がある

カーシェアリングは車をシェアするサービスであるため、車を自分だけが独占して使用することはできません。

 

予約時に返却時間を設定する必要があり、設定した時間内に返却しなければならないため、予定の時間などをしっかりと考慮したうえで、返却時間を決定しましょう。

 

利用中でも手続きを行うことで利用時間の延長が可能な場合もあります。しかし、使用している車を次に予約している人がいる場合には、延長することはできません。このような特徴があるため、待ち時間が読めない病院の診察などの移動手段として活用するには不向きだといえます。

 

借りられない場合がある

24時間いつでも使用でき、使いたい時間内で利用できるサービスがカーシェアリングです。しかし、借りたい時間に借りたい車を必ず予約できるとは限りません。

 

先に予約した人がいた場合、自分が希望する時間帯で希望する車種の利用はできないため、通学・通勤の送迎など決まった時間に車を使いたい方にとっては、やや不向きなサービスかもしれません。

 

乗り捨てはできない

レンタカーの場合は、車を借りた営業所と異なる営業所でも返却できることがあります。しかし、カーシェアリングの場合は、出発したカーステーションと異なるステーションへの返却は基本的にできません。

 

そのため、泊りがけの旅行や通勤などの長時間利用には向いていません。買い物や小旅行などちょっとしたお出かけには便利ですが、利用目的によっては費用がかさみ不利益が生じてしまう場合があるので注意が必要です。

 

■車保有とカーシェアリングとの費用の比較

 

 

車を保有した場合とカーシェアリングを利用した場合との費用の違いは以下の通りです。

 

	カーシェアリング	マイカー
貸出手続	PCや携帯からの予約	自由
貸出場所	無人のカーステーション
利用時間	15分～30分単位で利用したい時間だけ利用可能。先約がなければ、利用時間が延長できる場合がある
自動車保険料	利用料金に含まれるため、実質無料	任意加入保険の月額
燃料代	利用料金に含まれるため、実質無料	給油した燃料分の費用
費用	入会金などの初期費用、月額基本料金、利用料金（時間料金＋距離料金）	車両購入代、自動車税、自動車取得税、自動車重量税、登録保険料、車庫証明書、登録費用、リサイクル料金、駐車場代、ガソリン代など
支払い	月払い	随時支払い

 

カーシェアリングは、初期費用や基本的な料金以外には余分な費用が掛からず、またマイカーのように、購入費や時期ごとの車検代、税金の支払いが必要ないため、毎日車に乗らない方にとってはお得に利用することができます。

 

業者によっては、6時間コース・12時間コース、24時間コースなどの料金パックサービスがあるため、自分の使用目的に適したパックを利用することで、余計な費用を抑えることも可能です。

 

しかし、マイカーとは異なり、カーシェアリングの場合はクレジットカード払いが原則です。マイカーの場合は、諸経費に関して、現金やデビットカードでの支払いもできます。

このようにカーシェアリングでは、支払い方法が限られることは把握しておきましょう。

 

また、カーシェアリングは利用頻度が少ない場合、マイカーを所有するよりも費用を抑えて利用可能ですが、毎日車を長時間利用する場合には、カーシェアリングでも費用が高額となることもあります。そのため、車の走行距離や利用頻度などを検討し、ご自身に適したサービスを選択しましょう。

 

国内でも、カーシェアリングの利用者が年々増えていますので、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。