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車の乗り換えを検討するタイミングは?おすすめ時期やポイントを解説 2021.03.29
車を乗り換えるタイミングや時期として、車検に合わせる方も少なくありません。実際に車検は乗り換えのタイミングとしてはベストといえます。では、車検以外で車を乗り換える場合に適した時期はいつなのでしょうか。今回は、車の乗り換えのタイミングやポイント、おすすめの時期などについて詳しくみていきまましょう。
■乗り換え検討のタイミングはいつ?
タイミングは、大きく分けて2つあります。それぞれのタイミングの特徴を把握して乗り換えを検討しましょう。
車検前
新車であれば3年目、以後2年ごとに行います。走行距離などにもよるものの、3回目の車検(7年目)から、部品交換などの頻度が高くなるため、車検にかかる費用が高くなります。
また、所有する年数がのびるほど価値が下がる点も把握しておきましょう。
そのため、一定の査定額を希望する場合は、3回目の車検前に売却することをおすすめします。
保証期間が切れる前
新車で購入すると、メーカー保証と呼ばれる「一般保証」が付いてきます。この保証は、購入から3年以内もしくは、走行距離が60,000km以内であれば修理などの対応を無料で(一部有料)受けることが可能です。
一般保証が切れた場合、修理代は実費となるため、おすすめのタイミングだといえます。
■乗り換えを行う際のポイント4つ
乗り換えを行う際には、主に4つのポイントがあります。とくにコストが気になる場合は、4つのポイントを意識した買い替えが必要です。
部品故障
長年大切に使用し、メンテナンスを行っていても、エンジンなどの主要部品の故障が発生する可能性があります。その場合、車種によって異なるものの、修理費用に100万円前後かかることも少なくありません。
そのため、車の主要部品などが故障した際には、修理ではなく買い替える方が安く済む場合もあります。修理・交換にかかる費用を想定したうえで、乗り換えを検討しましょう。
売却価格
所有している車の売却価格(価値)は、年月を追うごとに下がる傾向にあります。経年劣化だけでなく、使用による劣化、新製品が続々と販売されているためです。
一般的には、初度登録年から3年後で購入価格の40〜60%、5年後で40〜30%の価値となります。そのため、車の価値がまだ高いうちに売却し、新しい車を購入する際の頭金にする方が費用を抑えられることも多いといえるでしょう。
10年以上経過した車などは、自走が可能な状態であっても、下取りや買取価格が大幅に安くなる点に注意が必要です。売却価格がネックとなる場合には、車にある程度の価値が時期に乗り換えを行いましょう。車の査定そのものはネットでも行えるため、おおよその価格を算出するのは難しくありません。
走行距離
走行距離10万kmが一般的な車の寿命といわれています。理由としては、車のエンジン駆動に関わるタイミングベルトの寿命が約10万kmであるためです。
タイミングベルトの交換には、多額の費用がかかります。そのため、交換よりも新しい車に買い替える方がコストを安く抑えられる場合も少なくありません。
しかし、最近ではタイミングベルトよりも耐久性が高いタイミングチェーンを搭載した車種もあります。タイミングチェーンは20万~30万㎞走行できる耐久性を誇るため、長年走行しても簡単には故障しません。現在の車を手放し、新しい車を購入する際には、使用されている部品の能力の違いもポイントといえるでしょう。
維持コストや生活環境の変化
乗り換えの際には、維持コストや生活環境の変化を考慮しましょう。引っ越しや転勤、家族構成の変化などで車を使う頻度が変わるため、車の維持費なども変化します。
例えば、結婚や子供の誕生などといった出来事では、これまでの暮らしは大きく変化します。家族単位で載りやすい車なども生活環境によって変化するため、そのまま乗り続けるよりも、ライフスタイルに合わせた車を選択することでコストやストレスの軽減につながります。
■乗り換えのおすすめ時期3つ
乗り換えのおすすめ時期は3つあります。それぞれの時期がなぜおすすめなのかを理解することで、乗り換え時の金額を抑えることができるでしょう。
決算期
自動車メーカーにおける決算期は、3月(年度末決算)と9月(中間決算)です。各ディーラーが自社の売り上げ目標を達成しようと大幅な値引きや特典をつける時期だといえます。
よりコストを低く抑えながら、車を買い替えられるチャンスであるため、予算を提示して値引き交渉してみるのも有効な手段です。また、現在乗っている車を高く売却できる時期でもあるため、乗り換えにはおすすめの時期となります。
税率が上がる前
乗り換えのおすすめ時期2つ目は、「税率が上がる前」です。税率は、自動車税を指します。自動車税は車を所有する限り、年に1度必ず支払わなくてはなりません。自動車税率は、車を新規登録してから13年後を目安に値上がりします。
値上がりする理由は、グリーン化課税があるためです。グリーン課税とは、簡単にいうと環境に優しいシステムの車(ハイブリッドなどの)の税率は加算されず、ディーゼル・ガソリン車の税率に関して経過年数によって以下のように高くする仕組みです。
LPG・ハイブリッド
重課税なし
ガソリン
登録年+13年で重課税加算
ディーゼル
登録年+11年で重課税加算
ローン完済時
ローンを完済するまでは、自動車の名義はローン会社になっています。そのため、その間は自由に車の売却は行えません。しかし、ローンを完済し手続きを行うことで、名義を所有者に変更できるため、自由に売却ができるようになります。
このタイミングで車を売却し、売却金を元手に新車を購入することも検討しましょう。
■乗り換え時期は慎重に選択しよう
乗り換えを行うタイミングとして、車検前や保証期間が切れる前に行うと高額な修理費を回避できます。また、乗り換えを行う際には、売却価格や走行距離なども考慮することで高額で売却できる場合もあります。売却金を頭金として新しい車を購入する方法も想定できるでしょう。
乗り換えを行う時期は決算期や税率が上がる前、ローン完済時がおすすめです。ベストなタイミングを見定めながら、乗り換えを行いましょう。